<2008〜2009年度 会長所信>

チームスピリット(協同精神)

東京日野ロータリークラブ
会 長  野村 圭伊

今年度RIテーマは「夢をかたちに」です。李東建RI会長がこのテーマについて発表される中で「一人の力が及ぶ範囲はささやかです。しかし、結束すれば、私たちの力は強まります。力を合わせれば、地球規模で長期的な変化をもたらすことが可能になります。私たちが一体となる時、なしえないことなど何もありません。」と述べられています。ロータリーが過去に積み上げてきた実績があるからこそ、このような自信に満ちた力強い言葉になっているものと思います。

その実績の一つとして挙げられるのがポリオ撲滅推進活動であります。ロータリーが世界を主導し、5歳未満の子供20億人にポリオの予防接種を施した結果、身体麻痺に冒されたかもしれない500万人の人々が自由に歩き回ることが出来、世界中でポリオ症例件数は99%減少したといわれています。この実績をさらに進め今年度は、5歳未満のこどもが避けられるはずの原因で、毎日3万人もが死んでいる現実に目を向け、死亡率の低下を奉仕プロジェクトの重要目標に掲げています。

RI(国際ロータリー)がこれほど大きな力を発揮している現実を踏まえ、その唯一の構成員である世界中の各クラブ、そのひとつが、まさに我が東京日野ロータリークラブであることを考えると、改めて会長の任務の大きさを認識させられます。

新藤信之ガバナーは「5歳未満の死亡率低下に、各クラブのエネルギーの5%をつぎ込んで欲しい。残りのエネルギーはクラブのことに費やしてください。」と述べられています。RIが世界規模の大きな事業を達成するためにも、まずは、我がクラブが活力ある、効果的なクラブでなければならないとの思いです。効果的なクラブを運営する要素として@会員の維持増強 A成功するプロジェクトの実施があります。そこで今年度は@とAの2項目に取り組むクラブ運営を目指したいと考えます。

@ 会員の維持増強
一人ひとりの会員が楽しめるような例会にすることを最重要課題と考えます。例会の楽しみは卓話(プログラム)と食事(SAA)です。楽しい時間を共有する中で親睦を図り、ロータリーに興味を持たせ理解を深め(R情報)、例会への出席を促すよう(出席)気配りと厚いもてなしが出来るように努めたいと思います。このために、クラブ奉仕委員会の予算を厚くしました。会員増強は、楽しいクラブを支える必須事項です。全員協力で目標を達成しましょう。
A 成功するプロジェクト
当クラブは、いくつかの効果的な奉仕プロジェクトを例年実施していますが、現状は硬直化しているとも言えます。地元および海外の地域社会のニーズに即した成果溢れるプロジェクトを実施したいと考えます。 社会奉仕、国際奉仕にはRIテーマに沿ったプロジェクトを期待します。
新世代奉仕は、ブリティシュヒルズ・プロジェクトへの日野市補助金の増額により新たな展開が可能になります。 職業奉仕は「ロータリーの樹・2008」にも描かれているように、ロータリーの幹であり根幹を成すものです。 ロータリー財団については、財団の補助金を使った活動をクラブで進めることが出来ればと思います。また、クラブの責任として寄付の目標達成にも力を注ぎます。

各委員会においては予算を100パーセント消化する活動を期待し、全会員がそれぞれの奉仕の機会を通じてクラブの親睦を深め、ロータリーの王道を歩めれば幸いです。

冒頭の言葉「私たちが一体となる時、成しえない事など何もありません」
東京日野ロータリークラブの個々人が一体となれば、我がクラブを今まで以上に活力ある、効果的なクラブにすることが出来ると信じます。

Team spirit :共同一致して事に当たる(共同精神)

一人の力は僅かだが、クラブの力は地域を動かす。活力あるクラブが集まれば国を動かす。さらに集まれば世界が動く。こんな思いで、今年度クラブテーマを「チームスピリット」にしました。

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