’24-04-03 会長挨拶 北村淳

 いよいよ4月になり桜が咲き始めました。今週末頃には満開になり、お花見日和になるかと思います。また新学期も始まり新たな気持ちになった方も多いかと思います。4月はロータリーの特別月間の「環境月間」になります。活動計画書の記載が古いので修正をお願いします。「母子の健康月間」が7月になり、4月が「環境月間」になります。

 ロータリーの重点分野があり、今まで6つの重点分野だったものが2021年から7つ目の重点分野として「環境」が加わりました。重点分野はグローバル補助金によって実施される奉仕活動のカテゴリーとなります。そのほかのカテゴリーは、平和構築と紛争予防、疾病予防と治療、水と衛生、母子の健康、基本的教育と識字率向上、地域社会の経済発展です。それぞれの重点分野に特定のアイコンが決められています。アイコンのラベルと色も決められているので、視覚的にどの重点分野の活動かが分かるようになっています。

 ロータリーのホームページに「環境」に関するページがあります。”ロータリーは、天然資源の保全と保護を促進し、環境の持続可能性を高め、人と環境との調和を促す活動を支援します。”と書かれています。その中にある活動の事例をひとつご紹介します。

 「生息地を救う」ということで、減少している蝶オオカバマダラの生息地を取り戻すためにロータリー会員が活動しています。という記事がありました。オオカバマダラというオレンジ色の蝶が北米大陸に生息しています。この蝶はメキシコからカナダの間を移動しています。近年この蝶が生存するために必要な生息地が失われていることがニュースになり、多くの人が多くの人がオオカバマダラを助けようとしました。オオカバマダラの幼虫が食べる唯一の植物がミルクウィードで、この植物が減っているということです。そこで生息地の復元をするプロジェクトがロータリーで進んでいるという記事でした。ご興味のある方はご覧ください。

 日本にはアサギマダラという蝶がいます。この蝶も東南アジアから日本の間の長距離を移動している蝶です。アサギ色をした羽のきれいな蝶です。高尾山でも春から秋にかけて見ることができます。蝶は種類によってだいだい食べる花が決まっています。この蝶はフジバカマという植物の蜜を吸いに来ます。日野市でこの蝶を呼ぼうとフジバカマを植えている人がいます。ということを思い出しました。

 環境を整えれば、それに合ったものが寄ってくる。良い環境を整えれば、良い人たちが集まってくる。とも言えるかと思います。今日は環境月間に因んでのお話でした。