’24-06-12 会長挨拶北村淳

 いよいよ今年度も今日を含めて後3回の例会となりました。7月からは遠藤年度が始まります。新年度に向けての準備が着々と進んでいることと思います。今日は次年度に向けてのお話をさせていただこうと思います。

 先週の例会でクラブ定款細則の改訂案の説明がありました。定款はRIが作成したものをそのまま利用していますが、細則は定款に反しない範囲で、クラブで独自に定められるものです。このクラブ細則でクラブの組織構造が定められています。クラブの組織構造は毎年のクラブ活動に合わせてロータリークラブの活動がよりスムーズに運営されるようにこれまでも改訂されてきました。復習になりますが、日野ロータリークラブの組織構造は、会長幹事の元に常設委員会が9つ、小委員会が5つの14の委員会で成り立っています。今年度はそれに加えて特別委員会が5つありました。会長幹事と常設委員会9人の11人が理事会メンバーとなり、クラブの最終意思決定機関になっています。常設委員会と小委員会にはそれぞれ委員長がいますから最低でも14人の委員長がいることになります。1年ごとに役職が変わって行きますから、全ての役職の委員長を経験するには14年かかることになります。入会後14年目に会長職をするのがクラブのことを良く分かってからで良いのでしょうが、クラブの会員が少ないこともあり、現実にはそうは行きません。他の委員会の様子を横から見ながら各委員会の活動を理解してゆくというのが実情ではないでしょうか。他のクラブでは入会5年目で会長となる例もあります。クラブの組織構造がしっかりしていれば各委員会活動がスムーズに行われるのだと思います。そして委員会活動が活発に行われるとクラブが活性化してゆくのだと思います。その年度の運営は会長幹事が指揮を採りますが、実際の活動は各委員会が中心となって活動してゆくということになります。クラブ細則に各委員会の役割が書いてありますので、この新年度の始まる時期に自分の所属する委員会がどのようなことをするのかをもう一度見直していただけると良いと思います。

 ロータリークラブは「親睦」と「奉仕」と言われます。委員会活動を活発に行うことによって「親睦」と「奉仕」が実現できるのだと思います。クラブ細則に会合のことが書いてあります。年次総会は毎年1回開催されます。例会は毎週水曜日12時30分に開催されます。理事会は毎月第1水曜日11時に開催されます。今回、クラブ協議会と委員会(炉辺)について新たに明記されました。クラブ協議会は本クラブの諸課題に関する情報共有、意見交換を行うため、随時開催されます。委員会(炉辺)は委員会の活動について協議するため、委員を招集して委員会(炉辺)を随時開催します。クラブ会員は必ずどこかの委員会に属していますので、委員会活動を通してクラブのロータリー活動への理解を深めていっていただけると良いと思います。

 最後に、今年2024年はアメリカ合衆国の大統領選挙が行われます。大統領が決まると翌年1月に大統領就任式が行われます。その就任式では、大統領は職務を全うすることともう一つのことを誓います。何だか分かりますでしょうか?国を豊かにすることでもありません。経済発展でもありません。平和でもありません。合衆国憲法を守ることを誓います。アメリカは他民族国家ですから曖昧なことを誓うのではなく、共通のルールを守ることを誓います。クラブでも今回新たに定款細則が整備されますので、今一度内容を確認してもらって、次年度からのクラブの行動の規範にしていただけると良いと思います。