’24-06-19 会長挨拶 北村 淳

 いよいよ2023-24年度も今日を入れてあと2回の例会となりました。今日は桃源院での今年度最後の例会となります。後ほど臨時総会もありますので、よろしくお願いいたします。来週の最終例会ではこの1年間のクラブ活動のふりかえりを行います。1年間の活動の労をねぎらい、来月7月からの次年度のスタートに向けてバトンを渡す会にしたいと思います。

 一昨日の17日(月)に地区の2024-25年度3委員会合同クラブ活性化ワークショップに遠藤会長エレクトと行ってきました。3委員会合同とは、会員増強、ロータリー財団、公共イメージの3委員会です。昨年までは別々に行なっていたこれら3委員会の会合を、お互いの関連性と相乗効果を導く目的で今回初めての試みで、合同で開催されました。時間は13:00~16:30の長丁場で、会場には250人位の会員が集まり、充実した会合でありましたので内容を共有したいと思います。

 会合は前半と後半に分かれ、前半では、2024-25年度地区ラーニングファシリテーター服部陽子さんのお話と、第2770地区(埼玉南東)パストがバナーで第1地域のロータリー公共イメージコーディネーターを務められた井原實さんの「クラブ活性化と会員拡大」と題した講演がありました。後半では、時枝紀子さんがファシリテーターを務め、6つのクラブから事例報告が行われました。その後、会員委員会委員長である武藤英正さんからクラブ活性化として東京クロスシティRCの事例報告がありました。最後に再び井原實さんによるディスカッションの講評があり閉会となりました。

 服部陽子さんのお話では「ロータリーのビジョン声明」がありました。宮崎ガバナーからもこれは覚えるようにと言われているものです。「ロータリーのビジョン声明」はロータリーが何を目指しているかを表しているもので、2017年にRIで発表されました。「私たちは世界で地域社会でそして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人々が手を取り合って行動する世界を目指しています」ちなみに、次年度のRI会長テーマ「ロータリーのマジック」は「持続可能な良い変化を生む」ことを言っているとのことです。このロータリのビジョンを実現するための行動計画として、4つの優先事項が定められています。

1,より大きなインパクトをもたらす
2,参加者の基盤を広げる
3,参加者の積極的なかかわりを促す
4,適応力を高める

この4つです。後半の6クラブの発表ではこの4つについてそれぞれ焦点を当てた発表がされていました。
 「より大きなインパクトをもたらす」では、グローバル補助金の利用で、難民支援と就職支援のプロジェクト、インドの学校への電子黒板寄贈のプロジェクトの事例報告がありました。
 「参加者の基盤を広げる」では、東京府中RACからSNSを使った公共イメージの事例報告がありました。
 「参加者の積極的なかかわりを促す」では、東京クロスシティRCから会員増強事例の報告がありました。2ヶ月に1度の親睦会を行い、2年間で16名の増強を行ったとのことです。
 「適応力を高める」では、ITを使った出欠の管理などの事例紹介がありました。

 会場ではslideというライブアンケートwebサービスを使い、会場で参加している人からアンケートをとったり意見を入力してもらったりと、ITを使った新たな試みもありました。

 今回のワークショップに参加して、色々なクラブの事例を聞かせてもらうことで新たな気づきなどもあり、今後のクラブ運営に生かしてゆければと思いました。このような地区のセミナーが随時開催されていますので、クラブ活性化のためにも、お時間のある方は積極的に参加されることをお勧めいたします。