’24-06-12 会長挨拶北村淳

 いよいよ今年度も今日を含めて後3回の例会となりました。7月からは遠藤年度が始まります。新年度に向けての準備が着々と進んでいることと思います。今日は次年度に向けてのお話をさせていただこうと思います。

 先週の例会でクラブ定款細則の改訂案の説明がありました。定款はRIが作成したものをそのまま利用していますが、細則は定款に反しない範囲で、クラブで独自に定められるものです。このクラブ細則でクラブの組織構造が定められています。クラブの組織構造は毎年のクラブ活動に合わせてロータリークラブの活動がよりスムーズに運営されるようにこれまでも改訂されてきました。復習になりますが、日野ロータリークラブの組織構造は、会長幹事の元に常設委員会が9つ、小委員会が5つの14の委員会で成り立っています。今年度はそれに加えて特別委員会が5つありました。会長幹事と常設委員会9人の11人が理事会メンバーとなり、クラブの最終意思決定機関になっています。常設委員会と小委員会にはそれぞれ委員長がいますから最低でも14人の委員長がいることになります。1年ごとに役職が変わって行きますから、全ての役職の委員長を経験するには14年かかることになります。入会後14年目に会長職をするのがクラブのことを良く分かってからで良いのでしょうが、クラブの会員が少ないこともあり、現実にはそうは行きません。他の委員会の様子を横から見ながら各委員会の活動を理解してゆくというのが実情ではないでしょうか。他のクラブでは入会5年目で会長となる例もあります。クラブの組織構造がしっかりしていれば各委員会活動がスムーズに行われるのだと思います。そして委員会活動が活発に行われるとクラブが活性化してゆくのだと思います。その年度の運営は会長幹事が指揮を採りますが、実際の活動は各委員会が中心となって活動してゆくということになります。クラブ細則に各委員会の役割が書いてありますので、この新年度の始まる時期に自分の所属する委員会がどのようなことをするのかをもう一度見直していただけると良いと思います。

 ロータリークラブは「親睦」と「奉仕」と言われます。委員会活動を活発に行うことによって「親睦」と「奉仕」が実現できるのだと思います。クラブ細則に会合のことが書いてあります。年次総会は毎年1回開催されます。例会は毎週水曜日12時30分に開催されます。理事会は毎月第1水曜日11時に開催されます。今回、クラブ協議会と委員会(炉辺)について新たに明記されました。クラブ協議会は本クラブの諸課題に関する情報共有、意見交換を行うため、随時開催されます。委員会(炉辺)は委員会の活動について協議するため、委員を招集して委員会(炉辺)を随時開催します。クラブ会員は必ずどこかの委員会に属していますので、委員会活動を通してクラブのロータリー活動への理解を深めていっていただけると良いと思います。

 最後に、今年2024年はアメリカ合衆国の大統領選挙が行われます。大統領が決まると翌年1月に大統領就任式が行われます。その就任式では、大統領は職務を全うすることともう一つのことを誓います。何だか分かりますでしょうか?国を豊かにすることでもありません。経済発展でもありません。平和でもありません。合衆国憲法を守ることを誓います。アメリカは他民族国家ですから曖昧なことを誓うのではなく、共通のルールを守ることを誓います。クラブでも今回新たに定款細則が整備されますので、今一度内容を確認してもらって、次年度からのクラブの行動の規範にしていただけると良いと思います。

’24-06-05 会長挨拶 北村 淳

 6月になりロータリー年度もいよいよ大詰めといったところです。本日第12回理事会が開催されました。これで北村年度の最後の理事会が終了しました。あと残っているのは、6月20日の第3回クラブ協議会と6月21日のクラブ会長・幹事会のみとなります。第3回クラブ協議会は今年度の委員会活動の総括を行いますので、各委員会の委員長さんは今年度の活動計画書の内容に照らしてみて、実行できた事、できなかった事、次年度への引き継ぎなどを発表していただければと思います。クラブ会長・幹事会は第2750地区のクラブ会長・幹事会が集まって宮崎ガバナー年度を締め括ります。

 本日はロータリー賞のお話をします。ロータリーホームページのロータリークラブ・セントラルにクラブの目標を設定するページがあります。ロータリー賞といって、各年度ごとに設定した目標を達成することでロータリー賞がもらえるというものです。2024年7月1日より「クラブ優秀賞」に改称されます。会長エレクト研修セミナーで下記ロータリー賞の説明がありました。

ロータリー賞の達成は難しいものではありません。
1. ロータリークラブ・セントラルを開く
2. 25の目標に目を通す(年度内に26の目標になりました)
3. その中から13の目標(または全目標の51%以上)を選ぶ
4. 選んだ目標を達成する
5. 6月30日までにロータリークラブ・セントラルで達成を報告する
6. 達成を祝う!

 25の目標はロータリー行動計画の4つの優先事項に分類されています。「参加者の積極的なかかわりを促す」「より大きなインパクトをもたらす」「参加者の基盤を広げる」「適応力を高める」の4つです。ちょうど1年前に25の目標の中から18の目標を選んで設定しました。そして1年経った今、目標を見直してみました。結果として15の目標が達成されていました。例えば、クラブの奉仕活動に参加した会員の数、地区大会に出席する会員の数、実施した奉仕プロジェクトの数、年次基金への寄付総額、ポリオプラス基金への寄付総額、ベネファクターの人数、RYLA参加者の数、クラブ戦略計画があるか、クラブ細則の見直し、などです。逆に目標を達成できなかったのは、地区研修への参加者数、会員増強、新会員の推薦の3つを達成できませんでした。達成の報告は自己申告なので、15の目標達成ですから、今年度のロータリー賞はもらえる筈です。毎年これらの目標を設定すると記録として残されるのでクラブとしてどの部分に力を入れてやってゆけば良いかが良く分かるようになっています。My Rotaryのロータリークラブ・セントラルからこれらの目標が見られますので、ぜひご覧になってください。また次年度目標もここで設定していただいて、会員の皆さんで共有して行ければ良いのではと思います。次年度もよろしくお願いいたします。

’24-05-29 会長挨拶 北村 淳

 5月は2週続けて奉仕活動があり、みなさまお疲れさまでした。

 先ずは5月11日(土)12日(日)に行われた「第27回ひの新選組まつり」。今年は新たな試みがありました。5月11日(土)の隊士コンテストは初の試みとなる五重塔下の屋外での開催となりました。新緑の中、風が吹き抜ける会場でのコンテストは新鮮味もあり、隊士コンテストに相応しい会場でした。クラブの皆さんには手分けをして、受付、案内、集計、時間管理などを担当していただき、スムーズに運営ができたと思います。そして12日(日)には日野宿の甲州街道にて隊士パレードが行われました。今年は地区補助金を使い、パレードに参加する小中学生の衣装代をクラブから負担をしています。その関係で中学生が参加する甲陽鎮撫隊の隊長を日野クラブで担当することになり、隊士に扮して隊士パレードに参加してきました。パレードの様子はYouTubeでも見れますのでご興味ある方はご覧ください。これまでクラブでは隊士コンテストのみを担当していましたが、今回隊士パレードに参加することで「ひの新選組まつり」の全体像を見ることができ、大勢の市民が沿道に集まっているのを見て、日野市にとって重要なお祭りであるこを実感しました。来年以降もクラブとして「ひの新選組まつり」に大いに関わってゆけたらと思います。

 そして、5月19日(日)に行われたロータリー奉仕デー・フードドライブ事業。当日は暑くなく曇りで活動するには良い天気でした。今年で3回目を迎えました。第1回目は初めての事業ということで、目新しさもあり多くの食品が集まりました。1日で700kgの食品が集まったかと記憶しています。昨年の第2回目はあまり宣伝をしていなかったこともあり385.6kgでした。今年は再び新聞折込でチラシを配布しました。結果としては341.0kgとなりました。今年になっての食品の値上げなどで生活が厳しくなっている状況が反映されているのではと思いました。また今年は通行人へのポケットテッシュ1,000枚の配布、食品を持って来てくれた人へお礼状を渡すことをいたしました。こちらも創意工夫で持続可能な良い奉仕事業としてゆけたらと思います。

 昨日、シンガポール国際大会から帰ってきました。5月26日(日)に国際大会本会議があり、その夜に第2750地区のガバナーナイトがあり、参加してきました。国際大会の会場はマリーナベイ・サンズ・エキスポ&コンベンションセンターで行われました。マリーナベイ・サンズは船の形をした屋上部分が特徴の建物です。本会議は全体で14,000人位の参加で午前と午後に分かれて行われました。1回に7,000人が入る会場で約2時間のイベントでした。オープニングはシンガポール伝統のライオンの獅子踊りから始まり、各国の紹介、ここまでで1時間。グラサ・マシェル氏のスピーチ、大道芸人のショータイム、ゴードンR. マッキナリー国際ロータリー会長のスピーチ、エンディングのソングなどの内容でした。

 続きは後ほどの卓話でお話しします。会長挨拶は以上です。

’24-05-08 会長挨拶 北村 淳

 みなさん、GWはいかがお過ごしされましたでしょうか。GWが明けると行事が目白押しです。今週末から、ひの新選組まつり、ロータリー奉仕デー、シンガポール国際大会と続きます。

 5月は青少年奉仕月間ということで、本日はロータリーの青少年プログラムについてお話しさせていただきます。ロータリーの青少年プログラムとは、国際ロータリー公式の青少年プログラムのことです。全世界で、同じプログラムが実施されています。国際ロータリーの公式ホームページに、青少年プログラムのページがあります。みなさん、ご覧になったことはありますでしょうか?ロータリーのホームページは、随時書き換えられているので、時々見てみることをお勧めします。

 青少年プログラムのページには、このように書かれています。

「ロータリーは、次世代のリーダーを育てることの大切さを信じています。私たちのプログラムは、教育の機会を広げ、若い世代のリーダーがリーダーシップのスキルを身につけ、奉仕の価値観を学べるよう応援します。」

 そして次の4つのプログラムが掲載されています。

 *インターアクトクラブ:12~18歳の人たちが集まるインターアクトクラブ

 *ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA):RYLAは、若い人たちが楽しみながら新しいスキルと自信を身につけることを目指すリーダーシップ養成プログラムです。昨年の10月18日の会長挨拶で、RYLA2023についてご説明させていだたきました。今年度は、夛田凜さんがRYLAに参加しました。

 *ロータリー青少年交換:15~19歳の学生が、外国語や異文化を学びながら、世界市民としての自覚を養うことのできるプログラムです。平和の実現を目指して国際理解を促し、若者一人ひとりの育成を支援します。

 *新世代交換:新世代交換は、30歳までの大学生と社会人を対象とした短期の交換プログラムです。

 以前は、ローターアクトクラブも青少年プログラムの一つに入っていましたが、数年前からプログラムから外れ、ロータリークラブとローターアクトクラブが同等に近い扱いとなりました。そのため、国際ロータリーでもRCとRACの立ち位置の明確化という課題はあるようです。

 第2750地区では、3年程前からロータリーファミリー支援委員会というのが出来まして、ロータリの青少年プログラムの修了者や、ロータリー財団のプログラムの修了者、米山奨学生など、プログラムを終わりっ放しにするのは

‘もったいない’ということで、ロータリー関係のプログラムを修了した人たちを繋ぐための取り組みを進めています。

 日野クラブでは、昨年度に終了してしまったのですが、ブリティッシュヒルズ中学生国内留学事業を20年近く開催していました。このプログラムは、日野市内の中学生20名を対象として、年末に2泊3日で福島県のブリティッシュヒルズという研修施設で英語漬けの日々を過ごし、帰国してから報告会で英語でスピーチをするというプログラムでした。その後、このプログラムを終了した中から、高校生になって、ロータリー青少年交換に参加する生徒が現れます。そしてその後、ローターアクトクラブに入るという流れがありました。ローターアクトクラブでは、ブリティッシュヒルズ中学生国内留学事業のオリエンテーションの部分を担当していました。これらのプログラムが合わさり、ブリティッシュヒルズ中学生国内留学事業→ロータリー青少年交換→ローターアクトクラブという一連の流れがありました。今度6月19日に、この一連の流れを体験した元東京日野ローターアクトクラブの田嶋涼一さんに、卓話に来ていただきます。田嶋さんはその後、ロータリークラブに入会して、今年度は地区幹事を務めています。

 ロータリーには既に様々なプログラムが用意されていますので、どんなプログラムがあるのかを知っておいて、適任の人がいればご紹介いただければと思います。ちなみにこれは、今年度のロータリー青少年交換プログラムの案内です。ご覧ください。

’24-04-24 会長挨拶 北村 淳

 4月21日(日)に日野消防署にて日野消防少年団入卒団式に出席してきました。21日(日)は少年軟式野球春き大会開会式と重なっており、消防少年団は北村が、少年軟式野球は小倉青少年奉仕委員会副委員長に出席していただきました。当クラブとしてはここのところ毎年、青少年育成団体協力金贈呈として日野消防少年団に協力金を贈呈しています。日野消防署長からは協力金に対して大変感謝の言葉をいただきました。式では来賓祝辞で一言お願いします、と言うことだったので次の言葉をかけさせていただきました。

 東京日野ロータリークラブでは毎年、日野消防少年団に協力金を支援しております。消防署の活動というと、火事が起こった時に消火活動をするのが思い浮かびますが、その他にも様々な活動をされています。火災が発生した時には消防士はそこにいません。現場の当事者が火災を発見して、119番通報し、初期消火をして、安全に避難をしなければなりません。火災になった時、慌てずそのような行動が取れるよう消防訓練などの制度も整っています。みなさんの活動を通じてこのような消防に関する知識技術が身について行くかと思います。日野市の安全安心な街づくりに向けてみなさんの活動を応援しています。本日は入団・卒団、誠におめでとうございました。という祝辞を述べさせていただきました。

 昨年の12月頃、現事務局の入っている田中ビルでビル全体の防災訓練がありました。その時に消防署より事務所の立入検査があり、「防火管理者未選任」と「消防計画未届」の不備を指摘されました。防火管理者となるには資格が必要とのことでした。初めは小峯消防団長に受けてもらおうと思っていたのですが、さすがに防火管理者になるのは相応しく無いということでした。仕方がないので、私が講習を受けて資格を取ることにしました。講習は、2月28日(水)29日(木)の丸2日間、立川防災館で朝9時~16時40分までのスケジュールでした。1日目は「防火・防災管理の知識」という分厚いテキストを元に1日中座学の講義でした。過去に起きた火災の事例紹介から始まり、防火管理制度など、消防の業務の全体を俯瞰出来たかなと思います。2日目は防災館の中の施設見学がありました。実際の消化器で消火液を出してみたり、非常ベルを押してみたり、消防設備の説明が一通りありました。そして最後に講義が理解できたかのテストがあり、晴れて修了証の授与となりました。

 ということで、少し遅れましたが3月25日(月)に防火管理者選任届出書を提出し、翌週4月1日(月)に消防計画作成届出書を日野消防署に提出いたしましたのでご報告いたします。

 会長になると今まで見えなかったいろいろなお役目があることに気付かされます。防火管理者は会長でなくても講習さえ受ければ誰でも資格がとれますので、ご興味がある方はお声がけ頂ければと思います。

’24-04-16飛火野RC35周年記念例会祝辞

 東京飛火野ロータリークラブの創立35周年、誠におめでとうございます。貴クラブの現会長である結城様をはじめ、歴代の会長・幹事様、地区等の要職を担われてきた皆様、貴クラブを支えてきた会員および関係者の皆様に、敬意を表すると共にお祝いを申し上げます。

 私達東京日野ロータリークラブは、貴クラブ創立時にスポンサークラブとしてお手伝いをさせていただいて以来、日野市内にある2つのロータリークラブとして、お互いに助け合い、あるいは良い意味のライバル意識を持ちながら、ともに歩んでまいりました。合同例会、献血事業、プロバスクラブも含めた3クラブ合同ゴルフコンペなどを通じて、両クラブの新会員も、相手クラブのメンバーと面識を得て、親交を深めることができています。

 今年度は貴クラブとの合同例会が5回ありました。先ずは年度が始まってまもない8月9日のガバナー公式訪問、そして9月20日の曼珠沙華例会、10月10日には高幡不動尊駐車場にて献血例会を行いました。年が明けて3月26日には花見例会を行いました。これらは恒例の行事となっています。そして5月19日には3年前から始まったイオンモール多摩平の森前でのロータリー奉仕デー・フードドライブ事業を行います。このように年間を通じて両クラブの間で多くの交流の機会を持てています。

 次年度は貴クラブの水野功パストガバナーがRI理事を務められるということで12月にロータリー研究会の行事も行われます。遠いと思っていた国際ロータリーの存在がより身近なものに感じられる年になるのかもしれません。

 私達東京日野ロータリークラブは、貴クラブと、お互いに支え合い、地域の状況に即した創意工夫のアイディアを交換し合い、そして一緒に楽しみつつ、これまで紡がれてきた両クラブの歴史を、次の時代につないでいきたいと思っています。

 創立35周年、改めておめでとうございます。また、このような機会をいただいたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。

’24-04-10 会長挨拶 北村 淳

 先週4月4日(木)に地区職業奉仕セミナーに行ってきました。「&の可能性」を追求する職業奉仕セミナーと題して、渋沢栄一の孫の孫である渋沢健さんをお招きしてのセミナーでした。内容を少し皆さんと共有したいと思います。全体で3部構成のセミナーでした。

 先ず最初に1月に日野RCにも卓話にお越しいただいた地区職業奉仕委員会の梅澤委員長より15分ほどオープニングセッションがありました。「&の可能性」ということで、&=と、ということについて考えてみました。皆さん学生時代は「部活と勉強」に励んでいたのではないかと思います。そして社会人になったら「仕事と家庭」ではないでしょうか。そしてロータリアンになると「職業と奉仕」ということになります。いづれも「〇〇と△△」andであって「〇〇か△△」orではありません。渋沢栄一さんも「論語と算盤」を著していました。ちなみに渋沢健さんはシブサワ・アンド・カンパニー株式会社を経営されています。その「&の可能性」をいろいろと考えてみるというセミナーでした。職業奉仕委員会ですから、ロータリーの職業奉仕を次のようにまとめられていました。奉仕活動を通じて学んだ奉仕の心を職場に持ち帰り、各自が自身の業(職業)を通して世の中に貢献する。つまり、奉仕に学び、職業で奉仕する。なぜロータリーが奉仕活動を行なっているのか。奉仕活動と職業奉仕の関係性が良く分かりました。

 次に渋沢健さんの講演が30分程ありました。渋沢栄一さんが活躍されていた頃の話か始まり、現在の社会を取り巻く状況まで幅広くお話をされていました。その中で一番印象に残った話は、渋沢栄一の子孫ということで多くの株が相続されているかと思われておりますが一株も相続されていないとのことです。その代わり栄一さんは沢山の言葉を残してくれたとおっしゃっていました。相続税のかからない資産だそうです。「論語と算盤」の中にも多くの言葉が残されています。その中の言葉も紹介されていました。

 そして最後に「&の可能性」を追求するパネルディスカッションがありました。ここで広島出身の住岡健太さんが加わりました。住岡さんは社会起業家として「平和をつくる仕事をつくる」活動をされています。平和活動をボランティア活動ではなく持続可能な活動となるよう起業家精神を取り入れた活動を展開されているようです。昔は平和を金儲けの手段とするのはけしからんという風潮があったということですが、最近は世の中で活動のインパクトということが言われており、活動ができるのはそんな社会状況と関係があるのかもしれません。

 ロータリーの地区の活動ではこのようなセミナーなどが開催されています。セミナーに参加することで新たな視野が広がると思いますので、お時間を見つけて是非参加してみることをおすすめします。

’24-04-03 会長挨拶 北村淳

 いよいよ4月になり桜が咲き始めました。今週末頃には満開になり、お花見日和になるかと思います。また新学期も始まり新たな気持ちになった方も多いかと思います。4月はロータリーの特別月間の「環境月間」になります。活動計画書の記載が古いので修正をお願いします。「母子の健康月間」が7月になり、4月が「環境月間」になります。

 ロータリーの重点分野があり、今まで6つの重点分野だったものが2021年から7つ目の重点分野として「環境」が加わりました。重点分野はグローバル補助金によって実施される奉仕活動のカテゴリーとなります。そのほかのカテゴリーは、平和構築と紛争予防、疾病予防と治療、水と衛生、母子の健康、基本的教育と識字率向上、地域社会の経済発展です。それぞれの重点分野に特定のアイコンが決められています。アイコンのラベルと色も決められているので、視覚的にどの重点分野の活動かが分かるようになっています。

 ロータリーのホームページに「環境」に関するページがあります。”ロータリーは、天然資源の保全と保護を促進し、環境の持続可能性を高め、人と環境との調和を促す活動を支援します。”と書かれています。その中にある活動の事例をひとつご紹介します。

 「生息地を救う」ということで、減少している蝶オオカバマダラの生息地を取り戻すためにロータリー会員が活動しています。という記事がありました。オオカバマダラというオレンジ色の蝶が北米大陸に生息しています。この蝶はメキシコからカナダの間を移動しています。近年この蝶が生存するために必要な生息地が失われていることがニュースになり、多くの人が多くの人がオオカバマダラを助けようとしました。オオカバマダラの幼虫が食べる唯一の植物がミルクウィードで、この植物が減っているということです。そこで生息地の復元をするプロジェクトがロータリーで進んでいるという記事でした。ご興味のある方はご覧ください。

 日本にはアサギマダラという蝶がいます。この蝶も東南アジアから日本の間の長距離を移動している蝶です。アサギ色をした羽のきれいな蝶です。高尾山でも春から秋にかけて見ることができます。蝶は種類によってだいだい食べる花が決まっています。この蝶はフジバカマという植物の蜜を吸いに来ます。日野市でこの蝶を呼ぼうとフジバカマを植えている人がいます。ということを思い出しました。

 環境を整えれば、それに合ったものが寄ってくる。良い環境を整えれば、良い人たちが集まってくる。とも言えるかと思います。今日は環境月間に因んでのお話でした。

’24-03-26 会長挨拶北村淳

 今年も桜の季節となりました。7月から始まったロータリー年度も3/4が終わりました。あと1/4です。春の訪れとともに段々うきうきしてくる季節ですが、最後まで気を抜かずにお役目を全うしようと思っています。

 ということで残り3ヶ月ですが、日野クラブの活動計画はこの時期に奉仕活動が集中しております。先ず4月20日(土)には多摩川・浅川クリーン作戦があります。そして5月11日(土)12日(日)はひの新撰組まつりが開催されます。11日(土)に隊士コンテストが行われ、翌12日(日)にその選ばれた隊士が先頭に隊士パレードが行われます。今年度はこの隊士パレードを盛り上げるべく貸衣装代として地区補助金(DG)を使わせていただきました。その翌週の5月19日(日)にはイオンモール多摩平の森の前でロータリー奉仕デーとしてフードドライブを開催します。

 そして5月25日(土)~29日(水)ロータリー最大のイベント、国際大会がシンガポールで開催されます。先週八王子北RCの人に聞いたらクラブで17人が国際大会に参加するというので驚きました。まだ間に合いますのでシンガポールに行きたい方は是非。これが終わると6月は通常形式の4回例会があります。次年度に向けてスムースなバトンタッチをしてゆきたいと思っています。

 最後に、今日を含めて飛火野RCとの合同での例会が3月4月5月と3ヶ月連続してあります。今日が花見例会で、4月16日(火)には東京飛火野ロータリークラブ35周年記念例会が開催されます。5月には先ほどのイオンモール多摩平の森の前でのフードドライブとなります。飛火野RCと日野RC、同じ日野のクラブとして親睦を深め、「親睦」と「奉仕」を実践して日野市をより良い街にしてゆきましょう。

’24-03-13 会長挨拶北村淳

 今日は、3月と言えばということでお話ししたいと思います。

 3月10日(日)に米山奨学生終了式に行って参りました。地区の米山奨学生とカウンセラーが参加しての終了式でした。米山奨学生は年間を通して様々な催しがあります。毎月ロータリークラブの例会に参加することに加え、4月のオリエンテーションから始まり、日帰り旅行や懇親会などが多数企画されていて奨学生同士の交流も深められるプログラムとなっています。特に今年は8月につくば市で米山学友世界大会が開催されました。世界38の国と地域から1200人もの学友が集う規模の大会でした。次回は26年6月に台湾で開催される予定です。1年間のプログラムが終わり3月に終了式となります。修了式では奨学生同士で記念写真を撮っている姿が多数見受けられられました。3月から4月は別れと出会の季節でもあります。黄さんもそうですが、3月で学生生活が終了し、4月からは社会人として今までとは違う人たちや環境での生活がスタートします。新たな気持ちで新たな環境での生活を応援しています。クラブでは4月からはマレーシアからの米山奨学生が来ますので皆さんよろしくお願いします。カウンセラーは柴田さんと西山さんになります。

 3月11日(月)にPETSが開催されました。遠藤会長エレクトが出席されたことと思います。私も1年前にPETSを受けたことを思い出しました。ロータリーでは毎年1月に国際協議会が開催されRI会長のテーマが発表されます。My Rotaryから最新の情報が見れます。2月3月4月には地区ガバナーによる3大研修が開催されます。2月に「地区チーム研修セミナー」、3月に「PETS」、4月に「地区研修協議会」と続きます。クラブでは次年度理事会が3回開催され各委員会のメンバーが決まって来ました。今年度(2023-24年度)も7割ほどが終わりました。今は今年度やって来たことを見返して「継続と変化」を意識して会長エレクトを中心に次年度の活動計画を立てる時期となりました。

 3月26日(火)には飛火野RCとの合同花見例会があります。桜の開花と春の訪れを祝うと共に、次年度の計画づくりも進めていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。