’24-06-26 会長挨拶 北村 淳

1,感謝の言葉

 2023-24年度の最終例会ということで、ついにこの日がやってきました。1年間、皆様のご協力がありここまで過ごすことができました。本当にありがとうございます。1年間、いろいろなことがありました。そして私自身もいろいろなことを体験させていただきました。ロータリーがなかったらこのような体験はできなかったと思います。このような1年間を無事に過ごすことが出来、それを支えていただいた皆様に、先ずは感謝の言葉から述べたいと思います。

 会長幹事として、会長の業務を支え、クラブ全体を見渡し、クラブの潤滑油のような役割を果たしてくれた伊東秀章幹事に先ず感謝の意を表したいと思います。3ヶ月に1度の議会の時は例会に出られないなどありましたが、それ以外の時は熱心に幹事職を務めていただきました。

 石場裕美委員長には例会向上委員会をまとめていただきました。今年度から例会場が桃源院となり、慣れない会場でいろいろご苦労があったと思います。例会向上委員の皆様と例会場の設営に努めていただきました。毎回の例会準備に感謝しております。また毎回のお食事にも工夫をしていただき、毎回の食事が楽しみでもありました。例会向上委員長は幹事に次いで責任の大きな業務ですので、1年間の例会運営、大変にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

 出席奨励委員会の柴田健介委員長には、毎回の出席報告と出席率を上げる工夫をしていただきました。後ほど100%出席の発表もよろしくお願いいたします。

 プログラム委員会の田中くに子委員長には、プログラムを考えていただきました。今年は目玉卓話を設定して、オープン例会として多くの人をお呼びすることが出来ました。ロータリーの活動が少しでも多くの人に広がったのではないかと思います。卓話候補者のリストも出来ましたので、次年度以降ご活用いただけたらと思います。

 クラブ強化委員会では阿野正揮委員長にご活躍いただきました。年度の前半にクラブ内での研修を6回シリーズで行いました。会員の中で多少はロータリーの知識が共有できたのではと思います。

 親睦委員会では、図子久雄委員長に大活躍いただきました。まだ入会年月が浅くてロータリーのことが未だよく分かっていないかも知れませんが、もう既に立派なロータリアンです。「親睦」と「奉仕」がロータリークラブの2大看板です。今年は図子委員長のお陰で、親睦が図られたと思っています。ありがとうございます。本日も最後までよろしくお願いいたします。

 公共イメージ・会報委員会では、山口徹雄委員長にHPの管理をしていただきました。本来であれば今年度にHPを刷新して遠藤年度から新しいHPと思っていたのですが、次年度もう少し検討して今時のHPを作って行ければと思います。引き続きよろしくお願いいたします。

 会員増強委員会の疋田久武委員長には2月21日の地域交流会開催で大変ご尽力をいただきました。日野市長を始め多くのゲストの方にお越しいただきました。次年度に繋がる活動になったと思います。

 Bの奉仕プロジェクト部門の森原豊委員長には奉仕部門の4つの委員会をまとめていただき、ありがとうございます。新たな奉仕事業の開拓ができるクラブ体質になることが課題の一つと思いました。

 職業奉仕委員会の吉田宇秀委員長には、明星大学経済学部の講義をまとめていただいたのと、1月の職業奉仕月間での、地区職業奉仕委員長の卓話、その後の職業奉仕ワークショップで大活躍していただきました。私自身もロータリーの職業奉仕に対する理解が進みました。ありがとうございます。

 社会奉仕委員会の岩田和頼委員長には、初めての役職にも関わらず、クラブとして重要な奉仕事業の運営に関わっていただきました。お陰様で滞りなく社会奉仕活動が実施出来ました。

 国際奉仕委員会の小倉裕美委員長には、国際奉仕プロジェクトの検討を行なっていただきました。国際奉仕はクラブの課題の一つでもありますので、引き続きの検討をお願いします。

 青少年奉仕委員会の高城秀一委員長も、初めての役職でクラブでの動きがよく分からなかったこともあったかと思いますが、日野市軟式野球連盟の開会式などに対応していただきました。

 前年度会長の松浦信平パスト会長には、ロータリー財団委員長として、また会計として、さらには定款細則検討委員長として、多方面でご活躍いただきました。次年度はゆっくりとできるのではないでしょうか。

 創立60周年委員会の横倉利夫委員長には、何回か委員会を開いていただき、創立60周年記念事業の話が進んできております。新しいことを取り組むと言う点で、最も活発に活動した委員会であったと思います。引き続き次年度以降もよろしくお願いいたします。

 ローターアクト委員会の山下まんぼぅ委員長には、ローターアクトの議論を進めていただきました。2回の卓話と先週の田嶋さんの卓話でローターアクトの現状などが共有できたのではないかと思います。次のステップとして、どうしたらローターアクトを復活できるのかを検討していってゆけたらと思っています。

 クラブ奉仕委員会の遠藤力委員長には、毎月のA炉辺を開催していただくと同時に、会長エレクトとして次年度の活動計画を作成していただいております。来週から始まる次年度に期待しております。

 今お名前を申し上げなかった会員の皆様も、それぞれの委員会に所属して委員会活動を行なっていただきました。皆さんの活動に感謝を申し上げます。

 あと、忘れてはならないのが事務局のお二人です。八幡智恵子さんと岩田美和子さんです。クラブ活動がスムーズに運営できているのも事務局が大量の情報の整理をしてくれているお陰です。このお二人がいなかったらクラブのスムーズな運営ができませんでした。1年間無事に過ごせたのも事務局のお二人のお陰です。1年間どうもありがとうございました。

2,会長職の流れ

 思い返せば、会長をすることが決まったのが今から3年半前になります。日野クラブの細則では会長候補者は、会長を務める2年半前に年次総会で決まることになっています。会長をすることが決まった翌年にBの奉仕プロジェクト部門の委員長を務め、その翌年にAのクラブ奉仕部門の委員長を務めてから、その翌年に会長職を務めることになります。これは良いシステムと思っていまして、いきなり会長をやるのではなく、十分な準備期間を持って、会長を務める心の準備をすることができます。私も会長をすることが決まってからは緊張感を持って日々を過ごしておりました。会長を務める半年前の年次総会で理事会メンバーが決まります。そして次年度理事会がスタートしました。実際にはここから会長の職務が始まっています。細則に、会長エレクトは、委員会委員長を任命し、次年度クラブ協議会を開催しなければならない。とあり、またそれぞれの委員会は会長エレクトの指導のもと、各年度の開始までに、具体的な委託任務、奨励事項、明確な目標および活動計画を策定する。とあります。これらをきっちりと守り実行してゆくことを心掛けました。活動計画書がきっちりと出来上がれば会長職の半分は終わったようなもので、あとは活動計画書通りに日々が流れてゆくと思っていました。実際にはほぼ活動計画書のように年間の事業が進んだのではないかと思っております。年度が始まる前に、活動計画書の通りにはいかない”まさか”のことが起こるのがロータリーだと言うことも聞いていたので、そんな予期せぬ出来事が起こったのも計画の範囲だったのではないかと思っています。予期せぬ出来事とは、阿野会員が突然退会したことと、事務局内にネズミが発生して引越しを余儀なくされたことの2点です。

3,会長所信ふりかえり

 2023-24年度の初めに会長所信を発表させていただきました。松浦年度のIMで「10年後の我がクラブ」の動画を作成しました。その「10年後の我がクラブ」では、老若男女の多様な会員が集まる活気あふれるクラブ像が描かれていました。そのビジョンの実現に向かってできることを一年一年一つ一つ実行してゆきたいと思います。と書かせていただきました。

 そして、その実現のため、本年は下記3つのステップを繰り返し実行してゆきます。と書いています。

ステップ1:ロータリーを知る(会長挨拶、R情報、研修会、炉辺)

ステップ2:ロータリーを伝える(HP、週報、SNS、オープン例会、奉仕活動)

ステップ3:新たしい仲間を増やす(会員増強、他団体との連携、RAC)

 この1年間、宮崎ガバナーの「行動しなけりゃ 意味ないね!!」の元、この3つのステップを意識してクラブ運営をしてきました。

4,実現出来たこと、できなかったこと

 この1年間で、どのようなことが実現できて、どのようなことが実現できなかったのかを見てみたいと思います。

実現できた項目は下記の事柄です。

 *毎回の例会の会長挨拶では、なるべくロータリーの知識を伝えることを心がけました。

 *クラブ研修会は阿野委員長が主となって前期に6回開催しました。

 *例会前後の時間を活用して効果的に炉辺を開催してもらいました。

 *定款細則を変更しました。

 *毎回の例会ごとの週報をつくりました。HPに掲載しています。後ほど披露します。

 *クラブFacebookへの投稿をしました。

 *オープン例会を3回開催しました。

 *新しく新選組隊士パレードに参加しました。

 *こどもへのまなざし、ひの社会教育センター、光の家などと連携しました。

 *60周年実行委員会の活動が始まりました。

実現できなかった項目は下記の事柄です。

 *新入会員の増強ができませんでした。

 *My Rotaryの登録が進みませんでした。

 *地区の新会員オリエンテーションの参加が少なかった。

 *新しいクラブHPの更新ができませんでした。

5,3回クラブ会長幹事会での表彰

 先週の6月21日に今年度最後のクラブ会長幹事会がありました。最後のクラブ会長幹事会ということで、ガバナーからの表彰がありました。我がクラブは「ロータリー財団寄付三部門達成クラブ」の表彰状と「インターンシップ協力クラブ」の感謝状をいただきました。地区内全部で300位の表彰状を出しているので、多いクラブは6,7枚の表彰状をもらっています。日野クラブももっと貰える可能性はあるので、クラブを挙げて取り組んでゆくことが大切と思いました。

6,会長をしてみての感想

 クラブ会長を務めると、クラブ内のことだけではなく、クラブを代表して様々な行事に参列することになります。ひのよさこい祭り、ひの新選組まつり、ひの産業まつりの開会式であったり、日野市少年軟式野球連盟の大会の開会式、閉会式や日野消防少年団の入卒団式に出席したり、日野警察署の武道始式に出席したり、日野青年会議所、日野市商工会、日野市消防四団体の賀詞交換会に出席したり、高幡不動尊の豆まき式だったり、今年は日野市市政60周年の記念式典もありました。ロータリーでは八王子RCと飛火野RCへの表敬訪問もありますし、ガバナー公式訪問の護摩焚きもありました。クラブ内では基本的に全ての委員会炉辺に参加のお声が掛かります。こんな感じで1年間に集中していろいろな行事に参加させていただきました。ロータリーの出席率は少なく見積もっても200%は超えています。普段は経験出来ないようなことを、いろいろと体験させていただきました。忙しくも、充実した1年間だったと思います。

7,今後の課題

 先般の第3回クラブ協議会で、今年度は夜の炉辺が少なかったのではとの意見が出ました。「親睦」と「奉仕」を再度見直して、楽しくロータリーライフを送れるクラブとすることも大切だと思いました。

 RIではDEIということも言っています。居心地の良いクラブづくり、についても考えてゆきたいと思います。

 新しい奉仕事業を生み出すことも課題の一つと言えそうです。

 そしてその「親睦」と「奉仕」の結果として、会員増強にも繋がればと思います。

8,60周年に向けて

 森原年度の4月には日野クラブ創立60周年記念式典を行う予定です。あと2年を切りました。目玉となる奉仕事業も必要ですし、60周年に向けてどう盛り上がって行くかも大切なことです。クラブ全体として一丸となってこの事業に取り組んでゆけたらと思っています。

 最後になりますが、この1年間、会長として多様な内容をこなしながら走って来ました。そして無事に今日の最終例会を迎えることが出来ました。重ね重ね皆様にお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。

’24-06-19 会長挨拶 北村 淳

 いよいよ2023-24年度も今日を入れてあと2回の例会となりました。今日は桃源院での今年度最後の例会となります。後ほど臨時総会もありますので、よろしくお願いいたします。来週の最終例会ではこの1年間のクラブ活動のふりかえりを行います。1年間の活動の労をねぎらい、来月7月からの次年度のスタートに向けてバトンを渡す会にしたいと思います。

 一昨日の17日(月)に地区の2024-25年度3委員会合同クラブ活性化ワークショップに遠藤会長エレクトと行ってきました。3委員会合同とは、会員増強、ロータリー財団、公共イメージの3委員会です。昨年までは別々に行なっていたこれら3委員会の会合を、お互いの関連性と相乗効果を導く目的で今回初めての試みで、合同で開催されました。時間は13:00~16:30の長丁場で、会場には250人位の会員が集まり、充実した会合でありましたので内容を共有したいと思います。

 会合は前半と後半に分かれ、前半では、2024-25年度地区ラーニングファシリテーター服部陽子さんのお話と、第2770地区(埼玉南東)パストがバナーで第1地域のロータリー公共イメージコーディネーターを務められた井原實さんの「クラブ活性化と会員拡大」と題した講演がありました。後半では、時枝紀子さんがファシリテーターを務め、6つのクラブから事例報告が行われました。その後、会員委員会委員長である武藤英正さんからクラブ活性化として東京クロスシティRCの事例報告がありました。最後に再び井原實さんによるディスカッションの講評があり閉会となりました。

 服部陽子さんのお話では「ロータリーのビジョン声明」がありました。宮崎ガバナーからもこれは覚えるようにと言われているものです。「ロータリーのビジョン声明」はロータリーが何を目指しているかを表しているもので、2017年にRIで発表されました。「私たちは世界で地域社会でそして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人々が手を取り合って行動する世界を目指しています」ちなみに、次年度のRI会長テーマ「ロータリーのマジック」は「持続可能な良い変化を生む」ことを言っているとのことです。このロータリのビジョンを実現するための行動計画として、4つの優先事項が定められています。

1,より大きなインパクトをもたらす
2,参加者の基盤を広げる
3,参加者の積極的なかかわりを促す
4,適応力を高める

この4つです。後半の6クラブの発表ではこの4つについてそれぞれ焦点を当てた発表がされていました。
 「より大きなインパクトをもたらす」では、グローバル補助金の利用で、難民支援と就職支援のプロジェクト、インドの学校への電子黒板寄贈のプロジェクトの事例報告がありました。
 「参加者の基盤を広げる」では、東京府中RACからSNSを使った公共イメージの事例報告がありました。
 「参加者の積極的なかかわりを促す」では、東京クロスシティRCから会員増強事例の報告がありました。2ヶ月に1度の親睦会を行い、2年間で16名の増強を行ったとのことです。
 「適応力を高める」では、ITを使った出欠の管理などの事例紹介がありました。

 会場ではslideというライブアンケートwebサービスを使い、会場で参加している人からアンケートをとったり意見を入力してもらったりと、ITを使った新たな試みもありました。

 今回のワークショップに参加して、色々なクラブの事例を聞かせてもらうことで新たな気づきなどもあり、今後のクラブ運営に生かしてゆければと思いました。このような地区のセミナーが随時開催されていますので、クラブ活性化のためにも、お時間のある方は積極的に参加されることをお勧めいたします。

’24-06-12 会長挨拶北村淳

 いよいよ今年度も今日を含めて後3回の例会となりました。7月からは遠藤年度が始まります。新年度に向けての準備が着々と進んでいることと思います。今日は次年度に向けてのお話をさせていただこうと思います。

 先週の例会でクラブ定款細則の改訂案の説明がありました。定款はRIが作成したものをそのまま利用していますが、細則は定款に反しない範囲で、クラブで独自に定められるものです。このクラブ細則でクラブの組織構造が定められています。クラブの組織構造は毎年のクラブ活動に合わせてロータリークラブの活動がよりスムーズに運営されるようにこれまでも改訂されてきました。復習になりますが、日野ロータリークラブの組織構造は、会長幹事の元に常設委員会が9つ、小委員会が5つの14の委員会で成り立っています。今年度はそれに加えて特別委員会が5つありました。会長幹事と常設委員会9人の11人が理事会メンバーとなり、クラブの最終意思決定機関になっています。常設委員会と小委員会にはそれぞれ委員長がいますから最低でも14人の委員長がいることになります。1年ごとに役職が変わって行きますから、全ての役職の委員長を経験するには14年かかることになります。入会後14年目に会長職をするのがクラブのことを良く分かってからで良いのでしょうが、クラブの会員が少ないこともあり、現実にはそうは行きません。他の委員会の様子を横から見ながら各委員会の活動を理解してゆくというのが実情ではないでしょうか。他のクラブでは入会5年目で会長となる例もあります。クラブの組織構造がしっかりしていれば各委員会活動がスムーズに行われるのだと思います。そして委員会活動が活発に行われるとクラブが活性化してゆくのだと思います。その年度の運営は会長幹事が指揮を採りますが、実際の活動は各委員会が中心となって活動してゆくということになります。クラブ細則に各委員会の役割が書いてありますので、この新年度の始まる時期に自分の所属する委員会がどのようなことをするのかをもう一度見直していただけると良いと思います。

 ロータリークラブは「親睦」と「奉仕」と言われます。委員会活動を活発に行うことによって「親睦」と「奉仕」が実現できるのだと思います。クラブ細則に会合のことが書いてあります。年次総会は毎年1回開催されます。例会は毎週水曜日12時30分に開催されます。理事会は毎月第1水曜日11時に開催されます。今回、クラブ協議会と委員会(炉辺)について新たに明記されました。クラブ協議会は本クラブの諸課題に関する情報共有、意見交換を行うため、随時開催されます。委員会(炉辺)は委員会の活動について協議するため、委員を招集して委員会(炉辺)を随時開催します。クラブ会員は必ずどこかの委員会に属していますので、委員会活動を通してクラブのロータリー活動への理解を深めていっていただけると良いと思います。

 最後に、今年2024年はアメリカ合衆国の大統領選挙が行われます。大統領が決まると翌年1月に大統領就任式が行われます。その就任式では、大統領は職務を全うすることともう一つのことを誓います。何だか分かりますでしょうか?国を豊かにすることでもありません。経済発展でもありません。平和でもありません。合衆国憲法を守ることを誓います。アメリカは他民族国家ですから曖昧なことを誓うのではなく、共通のルールを守ることを誓います。クラブでも今回新たに定款細則が整備されますので、今一度内容を確認してもらって、次年度からのクラブの行動の規範にしていただけると良いと思います。

’24-06-05 会長挨拶 北村 淳

 6月になりロータリー年度もいよいよ大詰めといったところです。本日第12回理事会が開催されました。これで北村年度の最後の理事会が終了しました。あと残っているのは、6月20日の第3回クラブ協議会と6月21日のクラブ会長・幹事会のみとなります。第3回クラブ協議会は今年度の委員会活動の総括を行いますので、各委員会の委員長さんは今年度の活動計画書の内容に照らしてみて、実行できた事、できなかった事、次年度への引き継ぎなどを発表していただければと思います。クラブ会長・幹事会は第2750地区のクラブ会長・幹事会が集まって宮崎ガバナー年度を締め括ります。

 本日はロータリー賞のお話をします。ロータリーホームページのロータリークラブ・セントラルにクラブの目標を設定するページがあります。ロータリー賞といって、各年度ごとに設定した目標を達成することでロータリー賞がもらえるというものです。2024年7月1日より「クラブ優秀賞」に改称されます。会長エレクト研修セミナーで下記ロータリー賞の説明がありました。

ロータリー賞の達成は難しいものではありません。
1. ロータリークラブ・セントラルを開く
2. 25の目標に目を通す(年度内に26の目標になりました)
3. その中から13の目標(または全目標の51%以上)を選ぶ
4. 選んだ目標を達成する
5. 6月30日までにロータリークラブ・セントラルで達成を報告する
6. 達成を祝う!

 25の目標はロータリー行動計画の4つの優先事項に分類されています。「参加者の積極的なかかわりを促す」「より大きなインパクトをもたらす」「参加者の基盤を広げる」「適応力を高める」の4つです。ちょうど1年前に25の目標の中から18の目標を選んで設定しました。そして1年経った今、目標を見直してみました。結果として15の目標が達成されていました。例えば、クラブの奉仕活動に参加した会員の数、地区大会に出席する会員の数、実施した奉仕プロジェクトの数、年次基金への寄付総額、ポリオプラス基金への寄付総額、ベネファクターの人数、RYLA参加者の数、クラブ戦略計画があるか、クラブ細則の見直し、などです。逆に目標を達成できなかったのは、地区研修への参加者数、会員増強、新会員の推薦の3つを達成できませんでした。達成の報告は自己申告なので、15の目標達成ですから、今年度のロータリー賞はもらえる筈です。毎年これらの目標を設定すると記録として残されるのでクラブとしてどの部分に力を入れてやってゆけば良いかが良く分かるようになっています。My Rotaryのロータリークラブ・セントラルからこれらの目標が見られますので、ぜひご覧になってください。また次年度目標もここで設定していただいて、会員の皆さんで共有して行ければ良いのではと思います。次年度もよろしくお願いいたします。

’24-05-29 会長挨拶 北村 淳

 5月は2週続けて奉仕活動があり、みなさまお疲れさまでした。

 先ずは5月11日(土)12日(日)に行われた「第27回ひの新選組まつり」。今年は新たな試みがありました。5月11日(土)の隊士コンテストは初の試みとなる五重塔下の屋外での開催となりました。新緑の中、風が吹き抜ける会場でのコンテストは新鮮味もあり、隊士コンテストに相応しい会場でした。クラブの皆さんには手分けをして、受付、案内、集計、時間管理などを担当していただき、スムーズに運営ができたと思います。そして12日(日)には日野宿の甲州街道にて隊士パレードが行われました。今年は地区補助金を使い、パレードに参加する小中学生の衣装代をクラブから負担をしています。その関係で中学生が参加する甲陽鎮撫隊の隊長を日野クラブで担当することになり、隊士に扮して隊士パレードに参加してきました。パレードの様子はYouTubeでも見れますのでご興味ある方はご覧ください。これまでクラブでは隊士コンテストのみを担当していましたが、今回隊士パレードに参加することで「ひの新選組まつり」の全体像を見ることができ、大勢の市民が沿道に集まっているのを見て、日野市にとって重要なお祭りであるこを実感しました。来年以降もクラブとして「ひの新選組まつり」に大いに関わってゆけたらと思います。

 そして、5月19日(日)に行われたロータリー奉仕デー・フードドライブ事業。当日は暑くなく曇りで活動するには良い天気でした。今年で3回目を迎えました。第1回目は初めての事業ということで、目新しさもあり多くの食品が集まりました。1日で700kgの食品が集まったかと記憶しています。昨年の第2回目はあまり宣伝をしていなかったこともあり385.6kgでした。今年は再び新聞折込でチラシを配布しました。結果としては341.0kgとなりました。今年になっての食品の値上げなどで生活が厳しくなっている状況が反映されているのではと思いました。また今年は通行人へのポケットテッシュ1,000枚の配布、食品を持って来てくれた人へお礼状を渡すことをいたしました。こちらも創意工夫で持続可能な良い奉仕事業としてゆけたらと思います。

 昨日、シンガポール国際大会から帰ってきました。5月26日(日)に国際大会本会議があり、その夜に第2750地区のガバナーナイトがあり、参加してきました。国際大会の会場はマリーナベイ・サンズ・エキスポ&コンベンションセンターで行われました。マリーナベイ・サンズは船の形をした屋上部分が特徴の建物です。本会議は全体で14,000人位の参加で午前と午後に分かれて行われました。1回に7,000人が入る会場で約2時間のイベントでした。オープニングはシンガポール伝統のライオンの獅子踊りから始まり、各国の紹介、ここまでで1時間。グラサ・マシェル氏のスピーチ、大道芸人のショータイム、ゴードンR. マッキナリー国際ロータリー会長のスピーチ、エンディングのソングなどの内容でした。

 続きは後ほどの卓話でお話しします。会長挨拶は以上です。

’24-05-08 会長挨拶 北村 淳

 みなさん、GWはいかがお過ごしされましたでしょうか。GWが明けると行事が目白押しです。今週末から、ひの新選組まつり、ロータリー奉仕デー、シンガポール国際大会と続きます。

 5月は青少年奉仕月間ということで、本日はロータリーの青少年プログラムについてお話しさせていただきます。ロータリーの青少年プログラムとは、国際ロータリー公式の青少年プログラムのことです。全世界で、同じプログラムが実施されています。国際ロータリーの公式ホームページに、青少年プログラムのページがあります。みなさん、ご覧になったことはありますでしょうか?ロータリーのホームページは、随時書き換えられているので、時々見てみることをお勧めします。

 青少年プログラムのページには、このように書かれています。

「ロータリーは、次世代のリーダーを育てることの大切さを信じています。私たちのプログラムは、教育の機会を広げ、若い世代のリーダーがリーダーシップのスキルを身につけ、奉仕の価値観を学べるよう応援します。」

 そして次の4つのプログラムが掲載されています。

 *インターアクトクラブ:12~18歳の人たちが集まるインターアクトクラブ

 *ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA):RYLAは、若い人たちが楽しみながら新しいスキルと自信を身につけることを目指すリーダーシップ養成プログラムです。昨年の10月18日の会長挨拶で、RYLA2023についてご説明させていだたきました。今年度は、夛田凜さんがRYLAに参加しました。

 *ロータリー青少年交換:15~19歳の学生が、外国語や異文化を学びながら、世界市民としての自覚を養うことのできるプログラムです。平和の実現を目指して国際理解を促し、若者一人ひとりの育成を支援します。

 *新世代交換:新世代交換は、30歳までの大学生と社会人を対象とした短期の交換プログラムです。

 以前は、ローターアクトクラブも青少年プログラムの一つに入っていましたが、数年前からプログラムから外れ、ロータリークラブとローターアクトクラブが同等に近い扱いとなりました。そのため、国際ロータリーでもRCとRACの立ち位置の明確化という課題はあるようです。

 第2750地区では、3年程前からロータリーファミリー支援委員会というのが出来まして、ロータリの青少年プログラムの修了者や、ロータリー財団のプログラムの修了者、米山奨学生など、プログラムを終わりっ放しにするのは

‘もったいない’ということで、ロータリー関係のプログラムを修了した人たちを繋ぐための取り組みを進めています。

 日野クラブでは、昨年度に終了してしまったのですが、ブリティッシュヒルズ中学生国内留学事業を20年近く開催していました。このプログラムは、日野市内の中学生20名を対象として、年末に2泊3日で福島県のブリティッシュヒルズという研修施設で英語漬けの日々を過ごし、帰国してから報告会で英語でスピーチをするというプログラムでした。その後、このプログラムを終了した中から、高校生になって、ロータリー青少年交換に参加する生徒が現れます。そしてその後、ローターアクトクラブに入るという流れがありました。ローターアクトクラブでは、ブリティッシュヒルズ中学生国内留学事業のオリエンテーションの部分を担当していました。これらのプログラムが合わさり、ブリティッシュヒルズ中学生国内留学事業→ロータリー青少年交換→ローターアクトクラブという一連の流れがありました。今度6月19日に、この一連の流れを体験した元東京日野ローターアクトクラブの田嶋涼一さんに、卓話に来ていただきます。田嶋さんはその後、ロータリークラブに入会して、今年度は地区幹事を務めています。

 ロータリーには既に様々なプログラムが用意されていますので、どんなプログラムがあるのかを知っておいて、適任の人がいればご紹介いただければと思います。ちなみにこれは、今年度のロータリー青少年交換プログラムの案内です。ご覧ください。

’24-04-24 会長挨拶 北村 淳

 4月21日(日)に日野消防署にて日野消防少年団入卒団式に出席してきました。21日(日)は少年軟式野球春き大会開会式と重なっており、消防少年団は北村が、少年軟式野球は小倉青少年奉仕委員会副委員長に出席していただきました。当クラブとしてはここのところ毎年、青少年育成団体協力金贈呈として日野消防少年団に協力金を贈呈しています。日野消防署長からは協力金に対して大変感謝の言葉をいただきました。式では来賓祝辞で一言お願いします、と言うことだったので次の言葉をかけさせていただきました。

 東京日野ロータリークラブでは毎年、日野消防少年団に協力金を支援しております。消防署の活動というと、火事が起こった時に消火活動をするのが思い浮かびますが、その他にも様々な活動をされています。火災が発生した時には消防士はそこにいません。現場の当事者が火災を発見して、119番通報し、初期消火をして、安全に避難をしなければなりません。火災になった時、慌てずそのような行動が取れるよう消防訓練などの制度も整っています。みなさんの活動を通じてこのような消防に関する知識技術が身について行くかと思います。日野市の安全安心な街づくりに向けてみなさんの活動を応援しています。本日は入団・卒団、誠におめでとうございました。という祝辞を述べさせていただきました。

 昨年の12月頃、現事務局の入っている田中ビルでビル全体の防災訓練がありました。その時に消防署より事務所の立入検査があり、「防火管理者未選任」と「消防計画未届」の不備を指摘されました。防火管理者となるには資格が必要とのことでした。初めは小峯消防団長に受けてもらおうと思っていたのですが、さすがに防火管理者になるのは相応しく無いということでした。仕方がないので、私が講習を受けて資格を取ることにしました。講習は、2月28日(水)29日(木)の丸2日間、立川防災館で朝9時~16時40分までのスケジュールでした。1日目は「防火・防災管理の知識」という分厚いテキストを元に1日中座学の講義でした。過去に起きた火災の事例紹介から始まり、防火管理制度など、消防の業務の全体を俯瞰出来たかなと思います。2日目は防災館の中の施設見学がありました。実際の消化器で消火液を出してみたり、非常ベルを押してみたり、消防設備の説明が一通りありました。そして最後に講義が理解できたかのテストがあり、晴れて修了証の授与となりました。

 ということで、少し遅れましたが3月25日(月)に防火管理者選任届出書を提出し、翌週4月1日(月)に消防計画作成届出書を日野消防署に提出いたしましたのでご報告いたします。

 会長になると今まで見えなかったいろいろなお役目があることに気付かされます。防火管理者は会長でなくても講習さえ受ければ誰でも資格がとれますので、ご興味がある方はお声がけ頂ければと思います。

’24-04-16飛火野RC35周年記念例会祝辞

 東京飛火野ロータリークラブの創立35周年、誠におめでとうございます。貴クラブの現会長である結城様をはじめ、歴代の会長・幹事様、地区等の要職を担われてきた皆様、貴クラブを支えてきた会員および関係者の皆様に、敬意を表すると共にお祝いを申し上げます。

 私達東京日野ロータリークラブは、貴クラブ創立時にスポンサークラブとしてお手伝いをさせていただいて以来、日野市内にある2つのロータリークラブとして、お互いに助け合い、あるいは良い意味のライバル意識を持ちながら、ともに歩んでまいりました。合同例会、献血事業、プロバスクラブも含めた3クラブ合同ゴルフコンペなどを通じて、両クラブの新会員も、相手クラブのメンバーと面識を得て、親交を深めることができています。

 今年度は貴クラブとの合同例会が5回ありました。先ずは年度が始まってまもない8月9日のガバナー公式訪問、そして9月20日の曼珠沙華例会、10月10日には高幡不動尊駐車場にて献血例会を行いました。年が明けて3月26日には花見例会を行いました。これらは恒例の行事となっています。そして5月19日には3年前から始まったイオンモール多摩平の森前でのロータリー奉仕デー・フードドライブ事業を行います。このように年間を通じて両クラブの間で多くの交流の機会を持てています。

 次年度は貴クラブの水野功パストガバナーがRI理事を務められるということで12月にロータリー研究会の行事も行われます。遠いと思っていた国際ロータリーの存在がより身近なものに感じられる年になるのかもしれません。

 私達東京日野ロータリークラブは、貴クラブと、お互いに支え合い、地域の状況に即した創意工夫のアイディアを交換し合い、そして一緒に楽しみつつ、これまで紡がれてきた両クラブの歴史を、次の時代につないでいきたいと思っています。

 創立35周年、改めておめでとうございます。また、このような機会をいただいたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。

’24-04-10 会長挨拶 北村 淳

 先週4月4日(木)に地区職業奉仕セミナーに行ってきました。「&の可能性」を追求する職業奉仕セミナーと題して、渋沢栄一の孫の孫である渋沢健さんをお招きしてのセミナーでした。内容を少し皆さんと共有したいと思います。全体で3部構成のセミナーでした。

 先ず最初に1月に日野RCにも卓話にお越しいただいた地区職業奉仕委員会の梅澤委員長より15分ほどオープニングセッションがありました。「&の可能性」ということで、&=と、ということについて考えてみました。皆さん学生時代は「部活と勉強」に励んでいたのではないかと思います。そして社会人になったら「仕事と家庭」ではないでしょうか。そしてロータリアンになると「職業と奉仕」ということになります。いづれも「〇〇と△△」andであって「〇〇か△△」orではありません。渋沢栄一さんも「論語と算盤」を著していました。ちなみに渋沢健さんはシブサワ・アンド・カンパニー株式会社を経営されています。その「&の可能性」をいろいろと考えてみるというセミナーでした。職業奉仕委員会ですから、ロータリーの職業奉仕を次のようにまとめられていました。奉仕活動を通じて学んだ奉仕の心を職場に持ち帰り、各自が自身の業(職業)を通して世の中に貢献する。つまり、奉仕に学び、職業で奉仕する。なぜロータリーが奉仕活動を行なっているのか。奉仕活動と職業奉仕の関係性が良く分かりました。

 次に渋沢健さんの講演が30分程ありました。渋沢栄一さんが活躍されていた頃の話か始まり、現在の社会を取り巻く状況まで幅広くお話をされていました。その中で一番印象に残った話は、渋沢栄一の子孫ということで多くの株が相続されているかと思われておりますが一株も相続されていないとのことです。その代わり栄一さんは沢山の言葉を残してくれたとおっしゃっていました。相続税のかからない資産だそうです。「論語と算盤」の中にも多くの言葉が残されています。その中の言葉も紹介されていました。

 そして最後に「&の可能性」を追求するパネルディスカッションがありました。ここで広島出身の住岡健太さんが加わりました。住岡さんは社会起業家として「平和をつくる仕事をつくる」活動をされています。平和活動をボランティア活動ではなく持続可能な活動となるよう起業家精神を取り入れた活動を展開されているようです。昔は平和を金儲けの手段とするのはけしからんという風潮があったということですが、最近は世の中で活動のインパクトということが言われており、活動ができるのはそんな社会状況と関係があるのかもしれません。

 ロータリーの地区の活動ではこのようなセミナーなどが開催されています。セミナーに参加することで新たな視野が広がると思いますので、お時間を見つけて是非参加してみることをおすすめします。

’24-04-03 会長挨拶 北村淳

 いよいよ4月になり桜が咲き始めました。今週末頃には満開になり、お花見日和になるかと思います。また新学期も始まり新たな気持ちになった方も多いかと思います。4月はロータリーの特別月間の「環境月間」になります。活動計画書の記載が古いので修正をお願いします。「母子の健康月間」が7月になり、4月が「環境月間」になります。

 ロータリーの重点分野があり、今まで6つの重点分野だったものが2021年から7つ目の重点分野として「環境」が加わりました。重点分野はグローバル補助金によって実施される奉仕活動のカテゴリーとなります。そのほかのカテゴリーは、平和構築と紛争予防、疾病予防と治療、水と衛生、母子の健康、基本的教育と識字率向上、地域社会の経済発展です。それぞれの重点分野に特定のアイコンが決められています。アイコンのラベルと色も決められているので、視覚的にどの重点分野の活動かが分かるようになっています。

 ロータリーのホームページに「環境」に関するページがあります。”ロータリーは、天然資源の保全と保護を促進し、環境の持続可能性を高め、人と環境との調和を促す活動を支援します。”と書かれています。その中にある活動の事例をひとつご紹介します。

 「生息地を救う」ということで、減少している蝶オオカバマダラの生息地を取り戻すためにロータリー会員が活動しています。という記事がありました。オオカバマダラというオレンジ色の蝶が北米大陸に生息しています。この蝶はメキシコからカナダの間を移動しています。近年この蝶が生存するために必要な生息地が失われていることがニュースになり、多くの人が多くの人がオオカバマダラを助けようとしました。オオカバマダラの幼虫が食べる唯一の植物がミルクウィードで、この植物が減っているということです。そこで生息地の復元をするプロジェクトがロータリーで進んでいるという記事でした。ご興味のある方はご覧ください。

 日本にはアサギマダラという蝶がいます。この蝶も東南アジアから日本の間の長距離を移動している蝶です。アサギ色をした羽のきれいな蝶です。高尾山でも春から秋にかけて見ることができます。蝶は種類によってだいだい食べる花が決まっています。この蝶はフジバカマという植物の蜜を吸いに来ます。日野市でこの蝶を呼ぼうとフジバカマを植えている人がいます。ということを思い出しました。

 環境を整えれば、それに合ったものが寄ってくる。良い環境を整えれば、良い人たちが集まってくる。とも言えるかと思います。今日は環境月間に因んでのお話でした。