’24-03-26 会長挨拶北村淳

 今年も桜の季節となりました。7月から始まったロータリー年度も3/4が終わりました。あと1/4です。春の訪れとともに段々うきうきしてくる季節ですが、最後まで気を抜かずにお役目を全うしようと思っています。

 ということで残り3ヶ月ですが、日野クラブの活動計画はこの時期に奉仕活動が集中しております。先ず4月20日(土)には多摩川・浅川クリーン作戦があります。そして5月11日(土)12日(日)はひの新撰組まつりが開催されます。11日(土)に隊士コンテストが行われ、翌12日(日)にその選ばれた隊士が先頭に隊士パレードが行われます。今年度はこの隊士パレードを盛り上げるべく貸衣装代として地区補助金(DG)を使わせていただきました。その翌週の5月19日(日)にはイオンモール多摩平の森の前でロータリー奉仕デーとしてフードドライブを開催します。

 そして5月25日(土)~29日(水)ロータリー最大のイベント、国際大会がシンガポールで開催されます。先週八王子北RCの人に聞いたらクラブで17人が国際大会に参加するというので驚きました。まだ間に合いますのでシンガポールに行きたい方は是非。これが終わると6月は通常形式の4回例会があります。次年度に向けてスムースなバトンタッチをしてゆきたいと思っています。

 最後に、今日を含めて飛火野RCとの合同での例会が3月4月5月と3ヶ月連続してあります。今日が花見例会で、4月16日(火)には東京飛火野ロータリークラブ35周年記念例会が開催されます。5月には先ほどのイオンモール多摩平の森の前でのフードドライブとなります。飛火野RCと日野RC、同じ日野のクラブとして親睦を深め、「親睦」と「奉仕」を実践して日野市をより良い街にしてゆきましょう。

’24-03-13 会長挨拶北村淳

 今日は、3月と言えばということでお話ししたいと思います。

 3月10日(日)に米山奨学生終了式に行って参りました。地区の米山奨学生とカウンセラーが参加しての終了式でした。米山奨学生は年間を通して様々な催しがあります。毎月ロータリークラブの例会に参加することに加え、4月のオリエンテーションから始まり、日帰り旅行や懇親会などが多数企画されていて奨学生同士の交流も深められるプログラムとなっています。特に今年は8月につくば市で米山学友世界大会が開催されました。世界38の国と地域から1200人もの学友が集う規模の大会でした。次回は26年6月に台湾で開催される予定です。1年間のプログラムが終わり3月に終了式となります。修了式では奨学生同士で記念写真を撮っている姿が多数見受けられられました。3月から4月は別れと出会の季節でもあります。黄さんもそうですが、3月で学生生活が終了し、4月からは社会人として今までとは違う人たちや環境での生活がスタートします。新たな気持ちで新たな環境での生活を応援しています。クラブでは4月からはマレーシアからの米山奨学生が来ますので皆さんよろしくお願いします。カウンセラーは柴田さんと西山さんになります。

 3月11日(月)にPETSが開催されました。遠藤会長エレクトが出席されたことと思います。私も1年前にPETSを受けたことを思い出しました。ロータリーでは毎年1月に国際協議会が開催されRI会長のテーマが発表されます。My Rotaryから最新の情報が見れます。2月3月4月には地区ガバナーによる3大研修が開催されます。2月に「地区チーム研修セミナー」、3月に「PETS」、4月に「地区研修協議会」と続きます。クラブでは次年度理事会が3回開催され各委員会のメンバーが決まって来ました。今年度(2023-24年度)も7割ほどが終わりました。今は今年度やって来たことを見返して「継続と変化」を意識して会長エレクトを中心に次年度の活動計画を立てる時期となりました。

 3月26日(火)には飛火野RCとの合同花見例会があります。桜の開花と春の訪れを祝うと共に、次年度の計画づくりも進めていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

’24-03-06 会長挨拶北村淳

 先週の26日と27日に地区大会が開催されました。第2750地区は毎年この時期にグランドプリンスホテル新高輪で開催されることが多いです。日野市から行くとなると少し遠いのでなかなか参加しづらいかと思いますが、ロータリーの地区のクラブ会員が一堂に集まり、地区活動の様子が知ることができる場なので、是非みなさん積極的に参加していていただきたいと思います。

 26日の地区大会の前に第2回会長・幹事会がありました。ここでは現在の地区活動状況の報告や案内がありましたので少し共有いたします。

 ロータリー財団からはポリオプラス・ソサエティ(PPS)とポールハリス・ソサエティ(PHS)の案内がありました。寄付のご案内です、名前だけ覚えておいてください。ロータリーカード推進委員会からロータリーカードの案内がありました。このカードは私は作っています。クラブでの支払いをこのカードを使うことによって利用金額の0.3%がポリオ根絶の活動資金に寄与されるものです。4月12日(金)にはポリオ根絶チャリティーコンサート&ポール・ハリス・ソサエティの集いが開催されます。

 シンガポールでの国際大会の案内がありました。現在ガバナーナイトに登録が260名に対して国際大会の登録が180名だそうです。登録が未だの人はお早めに。

 ロータリーファミリー支援委員会から3月30日(土)のクリエートホープデイの案内がありました。これはロータリーのプログラムを終了した学友たちが一堂に集まる会合です。

 ローターアクト地区代表から地区ローターアクト活動報告がありました。

 RI会長代理講話でRI理事の佐藤芳郎さんからローターアクトについてのお話がありました。元々ローターアクトクラブ(RAC)はロータリークラブ(RC)が提唱して設立されていたので、ロータリークラブを通してRIと繋がっていました。それが2019年からRACがRIと直接繋がるようになりました。RCとRACは今までは親子の関係であったものが兄弟の関係になったとも言われています。また親離れ、子離れをしなければとも言われています。相互協力と互いに刺激し合うことが求める姿のようです。こんな話をされていましたので、今第2750地区で最も関心の高い話題の一つになっています。今年度から地区独自の制度としてRCとRACのパートナーシップ制度ができました。

 地区大会のプログラムは、ロータリー平和フェローが語るウクライナへの想い、記念公演としてウクライナの民族楽器バンドゥーラの演奏、伊藤俊幸さんによる特別講演「世界平和とリーダーシップ」と平和を意識したプログラムとなっており、最後には懇親会で楽しいひと時を過ごしました。是非来年は多くの会員の皆様のご参加を期待しております。

’24-02-21 会長挨拶北村淳

 みなさん、こんばんは。今日はようこそロータリークラブにお越しくださいました。

 ロータリークラブは1905年にシカゴで誕生しました。当時20世紀初頭のシカゴの街は、著しい社会経済の発展の陰で、商業道徳の欠如が目立つようになっていました。

 ちょうどそのころ、ここに事務所を構えていた青年弁護士ポール・ハリスはこの風潮に堪えかね、友人3人と語らって、お互いに信頼のできる公正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係にまで発展するような仲間を増やしたい、という趣旨でロータリークラブという会合を考えました。

 それから約120年が経ちました。当時は「友情」と「ビジネス」で始まった会合ですが、今ではそれが発展して「親睦」と「奉仕」になっています。毎年1月は職業奉仕月間として、一人一人が自分の職業を通しての奉仕を考える機会となっています。またロータリーにはポリオプラス、ロータリー平和フェロー、青少年交換などの素晴らしいプログラムがあります。日野市内では、ひの新撰組まつり隊士コンテスト、多摩川・浅川クリーン作戦、イオンモール前でフードドライブ、などの奉仕事業を行なっています。

 ロータリークラブの活動を通して、新しい仲間と知り合い、日野の街をより良くしてゆくために、同じ志を持った仲間とともに活動の輪を広げてゆきたいと思っています。ロータリー入会は成長の機会とも言われています。先ほど「親睦」と「奉仕」と申しましたが、クラブでの活動を通して「人間的成長」と「職業的成長」ができる環境が整っています。この地域交流会をきっかけにぜひ一緒に活動できることを願っています。今日は1日よろしくお願いいたします。

’24-02-14 会長挨拶 北村淳

 2月は平和と紛争予防紛争解決月間です。近頃は世界で紛争が頻発しています。2022年2月からのロシアのウクライナ侵攻、2023年10月からはパレスチナとハマスの武力衝突、いまだに続いています。アジアでも中国と台湾、北朝鮮と韓国など紛争の気配があります。ロータリーの究極の目標は世界平和を目指しています。ちょうど私がロータリーに入会した年度、2012-13年度RI会長の田中作次さんは「奉仕を通じて平和を」というテーマを掲げておられました。先々週ロータリー財団のセミナーに出席しまして「ロータリー平和フェローシップ」について聞いて来たので皆さんと共有したいと思います。

 「ロータリー平和フェローシップ」というロータリー財団のプログラムがあります。ポールハリス没後50年を記念して構想され、2002年に始動しました。毎年最大130名の学生が、平和と開発に関する研究を行うため、全額支給のフェローシップ(奨学金)を受けることができます。フェローシップは、修士号取得プログラム(50名)と専門能力開発修了証取得プログラム(80名)があります。世界に7か所の平和センターがあります。修士号プログラムの期間は15~24か月で日本の国際基督教大学(ICU)もその一つとなっています。現在、1,700名を超える平和フェローシップ学友が、115カ国以上で、政府や非政府組織、教育、研究、警察、軍隊、平和構築に取り組む国際組織でリーダーとして活躍しています。

 ロータリーは経済平和研究所ともパートナーシップを結んでいます。ここでは積極的平和と消極的平和を考えています。「消極的平和」が通常、暴力がない状態と定義される一方、「積極的平和」は、より平和な社会をもたらす根本的な条件、すなわち優れたガバナンス、必要なサービスへのアクセス、健全なビジネス環境、人権の尊重などに着目しています。

 このような素晴らしいプログラムがあるにも関わらず、平和フェローになった日本人の数は38名、全体の3%です。この数をもっと増やしてゆきたいという願いがあります。国際基督教大学(ICU)の平和センターは東京、神奈川、埼玉、千葉の6地区のホストエリア体制で運営されています。現在のホストエリアコーディネータは飛火野RCの水野功さんがされていて、次が今ガバナーの宮崎陽市郎さんとなるそうです。意外と身近なところにロータリー平和センターがありますので、これを機会に関心を持っていただければと思います。

’24-02-07 会長挨拶 北村淳

 先週の2月3日は高幡不動尊の節分会の豆撒式に参加してきました。当日は雲ひとつない青空で、裃を着て、護摩修行を行い、豆を撒いて、清々しい気持ちで新しい年のスタートを感じられる一日でした。そして昨日は雪の積もっている中、御茶ノ水まで行きロータリー財団セミナーに参加してきました。2020年からロータリーの7つの重点分野に環境が加わったので、そのお話でした。1月に年が明けてから各団体の新年会などがありロータリー関係の行事がずっと続いている感じです。

 先月の1月は職業奉仕月間ということで、集中的に職業奉仕について考える機会が持てたのではないでしょうか。職業奉仕のひとつとして若い人に自分の職業の知識やスキルを伝えるというのがありました。そこで自分がどのようにして仕事を覚えていったのかを思い起こしてみました。私の場合は建築設計事務所に弟子入りしてそこで仕事をしながら実務を覚えていったという記憶があります。「門前の小僧習わぬ経を読む」ということわざを思い出しました。(寺の門前で遊んでいる小僧でも、いつも見聞きをしていれば、習わない経が読めるようになるように)繰り返し見聞きできる環境におけば、自然とその知識がつくようになるものであるということ。という意味です。そのような環境に身をおけばその環境に適応したものが自然と身についてゆくという事だと思います。

 ロータリーの例会もこれと似たような環境を提供しているのだなと感じました。毎回例会にて四つのテストを唱和して、ロータリー関連の話を聞き、ロータリーを実践している仲間と語りあう。こんな環境に身を置けば、門前の小僧のように自然とロータリーが身についてくるのかなと思いました。例会は毎回ロータリーに接して一人ひとりが高潔性と高い倫理基準で日々の業務をおこなうことを思い出させてくれる場だと思いました。今日も一日ロータリーを推進して行きましょう。

’24-01-31 会長挨拶 北村淳

 今月1月は職業奉仕月間でした。1月17日に地区職業奉仕委員長の卓話があり、1月24日に職業奉仕についてのグループディスカッションがありました。会員一人一人が職業奉仕について考えを巡らせたのではないかと思います。本日は最終回ですのでこれまでの気づきを発表していただいてさらに職業奉仕についての考えを深めていただけたらと思います。私も「私の考える職業奉仕」について考えさせていただきましたので発表させていただきます。

 私は建築士という職業分類で入会させていただいております。資格としては一級建築士を持っていて、住宅やビルの設計監理を主な業務として行っています。施主のどんな建築をつくりたいのかの要望を聞き、内容を整理して建築物を設計してゆきます。そこには施主の要望以外に敷地や近隣、予算や法規制などの問題が関わってきます。それらを全てクリアして設計図書をまとめます。建築物も日々技術が進化していますので、その時代にあった設計をしてゆく必要があります。そのためには日々研鑽を積みその時々の施主の要望に応えられるようにしています。

 建築士の資格を維持するには3年に1度の定期講習を受けなければなりません。丁度今年がその年で定期講習のテキストの中に建築士の職業倫理というページがあります。2005年に発覚した構造計算偽装事件の後、翌年建築士法が改正され第2条の2(職責)と第21条の4(信用失墜行為の禁止)という項目が追加されました。

 (職責)第2条の2 建築士は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、建築物の質の向上に寄与するように、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない。
 (信用失墜行為の禁止)第21条の4 建築士は、建築士の信用または品位を害するような行為をしてはならない。

 ロータリーでは既に高潔性と高い倫理基準で職業奉仕を行うことになっています。日本には「三方よし」の考え方があったので、高潔性と高い倫理基準は当たり前のことと思っていましたが、より良い社会にするために、ロータリーを通じてこの職業奉仕の考えを広め、社会で共有してゆかないとならないのだと思いました。

’24-01-24 会長挨拶北村淳

 先週の地区職業奉仕委員長の卓話はいかがでしたでしょうか?会員ひとりひとりがそれぞれの職業に就ているので、それぞれの職業ごとに高潔性と高い倫理基準があるのではと思います。本日は具体的にそれらをどう実践しているのかなどを共有していただければと思います。各グループでのディスカッションをよろしくお願いいたします。

 私からはクラブで出来る職業奉仕について幾つかの事例を紹介したいと思います。クラブは職業を持っていないので職業奉仕は出来ない、と言う人がいますが、そうではありません。クラブには個人だけでは出来ない職業奉仕があります。いくつかの事例を見てゆきたいと思います。

*職業奉仕月間で職業奉仕を考える
 :今まさに実践しているところです、やり方はいろいとあるかと思います。今年はそれぞれの職業奉仕を深掘りしてみる企画としました。

*各会員が互いの職業について学び合う
 :各会員が自分の職業についての卓話を行う。他の会員の職業についての理解を深める。意見交換をする。

*職場見学
 :職業奉仕の定番(?)、これまでクリーンセンターや学校、病院などの見学を行いました

*若い人への職業情報
 :若い人にさまざまな職業の内容を伝え、職業選択の参考にしてもらう、(進路指導は学校で行う)

*職業奉仕賞の贈呈
 :職業奉仕賞を贈り職業奉仕への意欲を讃える

*職業セミナー
 :職業上の知識や経験・体験談を伝える、明星大学の授業など

*事例研究
 :具体的な職業上の事例を元に皆で話し合いを持つ

*NPOとパートナーシップ
 :専門家としてアドバイスなど

*職業分類表の見直し
 :職業分類表を時代のニーズに合わせる、当クラブではクラブ強化委員会が担当

*国際的レベルでの職業奉仕
 :ロータリーの職業研修チーム(VTT)

など、他にも可能性はあると思います。

 職業奉仕は基本的には個人個人が行うもの(I serve)ですが、各人の職業スキルを奉仕に生かして、クラブとしてはこのような職業奉仕が出来るのではないかと思います。今後とも様々なアイディアを検討し、会員の職業上の手腕を発揮できるようなプロジェクトを開発してゆきましょう。

’24-01-17 会長挨拶 北村淳

 1月は職業奉仕月間ということで、今週から3週に渡って職業奉仕関連の例会を開催いたします。第1回目の今日は地区職業奉仕委員会から梅澤委員長にお越しいただきまして「人にはそれぞれの職業奉仕」ということでお話をいただきます。第2回目の来週は「人にはそれぞれの職業奉仕」の卓話を元に「私の職業奉仕」をテーマにグループディスカッションを行います。そして第3回目で各グループの発表を行うという流れです。詳しい内容は吉田職業奉仕委員長から説明があるかと思います。

 私からは「ロータリーの目的」を職業奉仕の視点から見てみたいと思います。皆さんご存知の「ロータリーの目的」ですが、ロータリーの金看板である職業奉仕のことが書いてあります。活動計画書をお持ちの方は最初のページをご覧ください。

 ”ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理想を奨励し、これを育むことにある。”

この”意義ある事業”を皆さんの職業である事業に置き換えてみると分かりやすです。

 ”ロータリーの目的は、皆さんの事業の基礎として奉仕の理想を奨励し、これを育むことにある。”

具体的に次の4項を奨励することにある、とあります。

 第1  知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること;

この項は顧客を広めることによって職業奉仕の機会とすることと読めます。顧客が多くなれば自ずと職業奉仕の機会も増えてゆきます。

 第2項が一般的に職業奉仕の土台と言われており、3つのことが書かれています。

 *職業上の高い倫理基準を保つこと

 *役立つ仕事はすべて価値あるものと認識すること

 *社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものとすること

この3つです。ロータリーでは、高潔性と高い倫理基準が重視されています。その中でロータリアンによって生み出されたのが、「四つのテスト」と「ロータリアンの行動規範」の2つで、職場や生活のあらゆる場面で倫理的行動を実践するための指針となっています。「四つのテスト」は皆さんご存知です。「ロータリアンの行動規範」は、ロータリアンとして、私は以下のように行動する。ということが書かれています。

 第3 ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること;とあります。ここで重要なのは、個人として、日々、実践する、(I serve)というところです。

ロータリーの創始者ポール・ハリスは、その自伝「ロータリーへの私の道」の中で「ロータリーの会員は、そのひとりひとりが、自分の職業とロータリーの理想とを結ぶ環である」と書いています。クラブ会員は自己の職業の代表者としてロータリークラブに入会したのですから、同僚ロータリアンに対しては自己の職業の代表者となり、ロータリアン以外の人、特に職業上の知己に対してはロータリーの精神を代表する責務を負います。この二つの責務が職業奉仕の基盤となります。このように考えると、ロータリーの他の奉仕部門がクラブ会員全員による協力活動(We serve)を強調しているのに対して、職業奉仕はロータリアンひとりひとりが職業に携わっている中で自ら奉仕する(I serve)ことを主として強調しています。多くの奉仕団体がWe serveであるのに対して、ロータリーはI serveを基盤としているところが大きな特徴となっています。

 第4 奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。

ロータリーは国際的な組織ですから、ロータリー財団を通じての職業奉仕プログラムがいくつかあります。ロータリーの職業研修チーム(VTT)などです。

 このように「ロータリーの目的」を職業奉仕の視点から見てみると、ロータリーの職業奉仕の目指しているものが見えてくると思います。職業奉仕は一人一人が高潔性と高い倫理基準を持って日々実践してゆくものです。本日の地区委員長のお話と合わせて一人一人が考えを深めていただければと思います。

 次回来週は、クラブで行う職業奉仕について見てゆきたいと思います。

’24-01-10 会長挨拶 北村淳

 新年あけましておめでとうございます。

 年末年始は皆様いかが過ごされたでしょうか?1月8日(月)までゆっくりと出来たのではないでしょうか。一年の計は元旦にあり、ということで今年の計画を練った人もいると思います。

 今年2024年は昭和99年になる年です。ここに居る皆さんは昭和生まれですし、多かれ少なかれ昭和の時代を引きずっているのかと思います。昭和から平成を経て令和の時代になりました。ここ数年のコロナ禍を経て、社会が大きく変化してきているのを感じています。働き方改革ということでDX化が進み、ペーパーレス化が進んでいます。紙の年賀状は今年で最後という人も多く見かけます。またAIが年々高性能になり実用化してきました。会長挨拶もAIを利用して書けるかもしれません。また耳の痛い人もいるかもしれませんが、ロータリーでも会員の皆さんがMy Rotaryに登録しWebページを見ることを奨励しています。「適応力を高める」というのもロータリーの戦略計画の一つです。「適応力を高める」には、変わりゆく世界の傾向に追いつくため、構造と文化を進化させなければならない。とあります。ということで、今年は昭和99年という区切りの年で、昭和を卒業して令和の時代に対応したやり方に大変革してゆく年になるのではないかと新年の初めに思いました。

 北村年度もあと半年となりました。後期の予定のご確認です。

 1月は職業奉仕月間ということで3週に渡って職業奉仕関連の例会を開催します。ロータリーの金看板である職業奉仕につて掘り下げて考えて行ければと思っています。

 1月24日に第2回クラブ協議会を開催します。各委員会活動の上半期活動報告と下半期活動報告を共有する場です。

 2月21日には地域交流会を開催します。クラブがますます発展するよう多くの仲間をお誘いください。平成生まれの若い人も大歓迎です。

 後期は奉仕活動が3つあります。4月に多摩川・浅川クリーン作戦、5月にひの新撰組まつり隊士コンテストと翌日のパレード、同じく5月にロータリー奉仕デー・フードドライブです。ロータリーの赤ジャンパーを着てロータリーをアピールしましょう。

 そして今年最大のメインイベント、5月25日~29日シンガポールで2024年ロータリー国際大会があります。行ってきます。5月29日の例会で国際大会のレポートが出来ればと思います。

 6月はゆっくりと1年を振り返り、次の遠藤年度にバトンタッチ出来ればと考えています。

 2024年、本年もどうぞよろしくお願いいたします。